ローマ字かな変換ルール
設定画面の「ローマ字かな変換ルール」タブにある設定項目です。
どのキーを入力したときにどの文字に変換するかをカスタマイズできます。ローマ字テーブルの変更だけでなく、句読点・記号の入力もカスタマイズ可能です。
ローマ字かな変換ルール
ドロップダウンから使用するルールファイルを選択します。「デフォルト」はアプリ内蔵のデフォルトルールを使用します。
設定フォルダをFinderで表示
ルールファイルを置くフォルダをFinderで開きます。
デフォルトのルールをFinderで表示
アプリ内蔵のデフォルトルールファイルをFinderで表示します。
ルールファイルの配置
以下のフォルダに kana-rule*.conf というファイル名(kana-rule で始まり拡張子が .conf)を置いてください。
~/Library/Containers/net.mtgto.inputmethod.macSKK/Data/Documents/Settings/ルールファイルの書き方
デフォルトのルールファイルを元にカスタマイズするのが便利です。
GitHubでも閲覧できます: macSKK/kana-rule.conf
文字コード: UTF-8 + LF (BOMなし)
# で始まる行はコメントとして無視されます。
行の書式
各行はカンマ区切りで2〜5要素を記述します。
入力文字列,ひらがな[,カタカナ[,半角カナ[,未確定ローマ字]]]| 要素 | 必須 | 説明 |
|---|---|---|
| 1つ目 | ○ | 確定されるまでに入力するローマ字列 |
| 2つ目 | ○ | ひらがなモードで入力される文字 |
| 3つ目 | カタカナモードで入力される文字。省略時はひらがなを自動変換(記号はそのまま) | |
| 4つ目 | 半角カナモードで入力される文字。省略時はひらがなを自動変換 | |
| 5つ目 | 確定後に未確定ローマ字として残す文字列 |
例: tt,っ,ッ,ッ,t — tt を入力すると「っ」を入力し t が未確定ローマ字として残る
特殊な記述
| 記述 | 意味 |
|---|---|
, | 要素内にカンマを使いたい場合 |
♯ | 1つ目の要素に # を使いたい場合 |
デフォルトルールの継承
#!use-defaultこの行を書くと、デフォルトルールを読み込んだ上で差分だけを定義できます。
送り仮名付きルール
2つ目の要素に <okuri> を含めると、送り仮名付きのルールを定義できます。
例: gq,が<okuri>い
- シフトなしで
gqと入力すると「がい」がそのまま入力される - シフトを押しながら入力すると「が」を読み部分、「い」を送り仮名として変換を開始する
AZIKなどで「願い(ねがい)」を NegQ(4打鍵)で変換開始する用途に使えます。
シフトキーの割り当て
2つ目の要素を <shift> + キーで書くと、そのキーをシフト入力として扱う設定ができます。
例: JIS配列で + を ; のシフト入力として扱う(AZIKで ; を「っ」に割り当てている場合に有効)
+,<shift>;AZIK で入力する
AZIK はローマ字入力を拡張した入力方式です。macSKKはAZIK用のルールファイルをテンプレートとして同梱しています。
| ファイル | 対象キーボード |
|---|---|
| kana-rule-azik.conf | JIS配列 |
| kana-rule-azik-us.conf | US配列 |
使用するには、上記ファイルをダウンロードして設定フォルダに置き、設定画面のドロップダウンで選択してください。さらにカスタマイズしたい場合はファイルを編集してください。
トラブルシューティング
ファイルを配置しても反映されない場合は 設定画面のログ でエラーを確認してください。
| ログメッセージ | 意味 |
|---|---|
独自のローマ字かな変換ルールを適用しました | 正常に読み込めている |
ローマ字変換定義ファイルの XX 行目の記述が壊れているため読み込みできません | 指定行に構文エラーがある |
既知の制限
カタカナ・半角カナモードでひらがなモードと異なる文字を設定した場合、未確定入力中はカタカナ・半角カナでもひらがなのルールが使われます。
例: a,あ,か,サ という設定で a を入力した場合
| モード | ▽がある | 結果 | 問題 |
|---|---|---|---|
| ひらがな | YES | ▽あ | なし |
| ひらがな | NO | あ | なし |
| カタカナ | YES | ▽ア | あり |
| カタカナ | NO | カ | なし |
| 半角カナ | YES | ▽ア | あり |
| 半角カナ | NO | サ | なし |